最新版!各企業のSNS・動画を使ったバレンタインキャンペーン

2022.02.10

今年もバレンタインが近づいてきました。こうした季節ごとのイベントは、企業のPRにもうってつけです。今回は、様々な企業のSNS・動画を有効活用したバレンタインキャンペーンの事例をご紹介します。

旬のイベント!広告に与える効果とは?

そもそもバレンタインに限らず、こうした季節ものの企画には企業のPRにとって多くのメリットがあります。

ご存じの通り、SNSのトレンドは毎日入れ替わり続けていますが、そうした中でバレンタインやクリスマス、夏休みなど、季節の話題は多くのユーザーの目に触れます。し、企画制作側からしても前もっての準備がしやすく、より緻密な戦略の下に展開が可能です。消費者へのコンバージョンにもつながりやすく、企業のPRにはもってこいのイベントと言えるでしょう。

事例1:チョコレートメーカーの「ハートフルワゴン」

まずは最新、今年のバレンタインキャンペーンをいくつかご紹介しましょう。

チョコレートブランドとして知られる「リンツ」は、バレンタインに合わせて「#リンツハートフルワゴン」と題したハッシュタグキャンペーンを展開しています。2022年1月から、全国各地をワゴン型のショップで回るキャンペーンで、このワゴンの写真をハッシュタグと共にTwitterまたはInstagramに投稿し、ワゴン内のスタッフに見せるとチョコレート1つプレゼントというおまけつき。販促をうまくSNSと関連させたキャンペーンになっています。

事例2:YouTubeとバレンタインのコンビ!?「友チョコ方程式」

YouTubeもこうした季節のイベントと親和性が高いサービスです。

YouTuberプロダクションとして知られるVAZは、有名製菓会社である森永製菓と「友チョコ方程式」というキャンペーンを展開しました。「友チョコ方程式コンテスト」では参加者手作りチョコの画像や動画を募集し、こうしたネット上のトレンドをVAZ所属インフルエンサーが盛り上げ、全国1000店舗以上のスーパーでPOPが展開されるなど、大規模なイベントとなりました。

事例3:変わり種!?ビーフでバレンタイン

バレンタインと言えばチョコをプレゼント、というのは一般的です。しかし季節のイベントでは既存の習慣だけでなく、新たなトレンドを発信しやすいという側面もあります。それを体現したのが、米国食肉輸入出連合会が提案した「アメリカンビーフ #ビーフでおうちバレンタイン」キャンペーンです。

こちらのキャンペーンは、アメリカンミートの公式Instagramをフォローし、特設ページの応募フォームから「こんなバレンタインを過ごしたい!」というアンケートに回答した人の中から抽選でアメリカンビーフを送り、当選者にビーフシチューを作って投稿してもらうというキャンペーンを行いました。こうした新しいスタンダードを提案できるのも季節ごとのイベントならではの利点と言えるでしょう。

事例4:バーチャルチョコレート!?ネスレ日本の「バレンタインポスト」

「新しいスタンダード」という意味でより若者に浸透しているのは、やはりネット上でのやり取りです。「キットカット」「ネスカフェ」などの販売で知られるネスレ日本株式会社は「バレンタインポスト」としてサービスページを展開し、オンライン上で「チョコレート」とメッセージのやり取りを行うキャンペーンを展開しています。

こちらでやりとりされる「チョコレート」は実物ではなく、オンライン上でのアイテム。SNS上でメッセージと共にメッセージのやり取りを楽しむことができるほか、実際の商品についたQRコードを読み込むことで特典を取得したり、人気YouTuberをイメージキャラクターに起用するなど、多くのメディア・導線を用意して実際の購買活動にも繋げることに成功した好例と言えるでしょう。

バレンタインにまつわるSNS・動画を利用した様々なキャンペーンについてご紹介してきました。先述の通り、バレンタインに限らず季節にまつわるイベントは単なる広告だけでなく、新しいトレンドの提案や他商品への導線など、様々な活用方法があります。ぜひ会社のPRの際に検討してみてはいかがでしょうか?