自社商品のさらなる魅力発信に!YouTube広告の進め方

2022.01.13

YouTube広告を利用すれば、企業が自社の事業内容や販売している商品の広告ができますが、どのようなやり方があるのか?やってみたいけどやり方がわからない!という企業担当者も多いはず。ここでは、YouTube広告を利用するについて、詳しく紹介します。

YouTube広告の進め方:広告のフォーマットを決める

YouTubeには様々なタイプの広告があり、利用したい広告の特徴に合わせて動画を作成する必要があります。

TrueViewインストリーム広告

「TrueViewインストリーム広告」は5秒間経過した後に視聴者がスキップでき、最長6分程度の長さになるタイプのものと、視聴者がスキップできない最長15秒の広告を流すタイプの2種類があります。視聴者に必ず広告を視聴してもらえる半面、動画再生の度に広告が流れることでストレス・反感を与えてしまう可能性にも注意すべきでしょう。

TrueViewディスカバリー広告

「TrueViewディスカバリー広告」は、YouTubeの検索結果や関連動画、モバイル版YouTubeアプリのトップページなどに広告動画のサムネイルを表示させるものです。インストリーム広告と異なり、サムネイルをクリックしない限り広告動画は再生されませんが、サムネイルをクリックするということは商品に興味を持ってもらえたという場合が多く、コンバージョンに高い効果を発揮する広告です。

TrueViewアクション広告

「TrueViewアクション広告」は、例えばアプリのダウンロードページへ遷移するボタンや、企業サイトへ遷移するQRコードが配置されるなど、視聴者が何らかのアクションを起こすことが可能な広告です。視聴者に行動を促すことで、コンバージョンの促進に繋がります。

バンパー広告

「視聴者がスキップできない」というタイプの広告には6秒間だけの短い「バンパー広告」もあります。短い時間のため認知度が高まりやすく、興味を持ってもらう入口として最適な広告と言えます。

マストヘッド広告

YouTube広告には「マストヘッド広告」という種類もあります。これはYouTubeホーム画面一番上に表示されるタイプの広告で、YouTubeを利用するときに最初に目に入ることから、バンパー広告と同様に認知度の向上に優れた広告の形式です。

オーバーレイ広告

「オーバーレイ広告」は、これまで上げた広告の中では少し特殊な例で、視聴している動画下部に静止画のバナーを数十秒表示させる広告です。これまで挙げた広告は全て動画広告であり、公開のためには「動画を作成する」「動画をYouTubeにアップロードする」という手順を踏む必要があります。資金や人材などリソース不足で動画が作成できない場合、低コストで利用できるのがこのタイプです。

Google広告で作成できるキャンペーン

利用したいYouTube広告の種類を決めて、必要な動画を作成してアップロードしたら、次にしなければいけないのはキャンペーンの作成です。

キャンペーンの作成は、まずGoogle広告にログインし、「新しいキャンペーンを作成」を選択します。画面上に「広告の主な目標は何でしょうか」という表示が出たら「エキスパートモードに切り替える」を選び、キャンペーンの目標と広告の種類を選ぶことができる画面が表示されるので、販売促進などの目標を選んでいきます。

次に選ぶのはキャンペーンタイプで、ウェブ全体にさまざまな種類のYouTube広告を表示できるディスプレイ広告・動画広告を選択して、キャンペーンの作成は終了となります。

サブタイプを選ぶこともできるキャンペーン

キャンペーンタイプの選択ではサブタイプを選ぶこともできます。スキップ可能なインストリームやスキップ不可のものは、この項目で選択できます。アウトストリームなどの種類を選択することも可能です。

コスト減のため、入札戦略

YouTube広告のキャンペーンの作成では、入札戦略を細かく決めることもできます。

YouTube上で「どの動画にどの程度広告を出稿できるか」は、広告の配信をオークション形式で決めることになります。「配信のために支払える上限単価」を各社で比較し、最も高い単価の企業広告が流されることになるのです。また入札方式は、広告を出す人が手動で上限入札単価を設定できる「手動方式」、予算などに合わせて上限単価が自動で調整される「自動方式」、機械学習の機能を利用して入札ができる「スマート自動入札」の3種類。入札戦略が非常に重要なポイントになり、広告配信の各種単価を適切に決定することで、より戦略的な広告が可能になります。

予算の設定も自由にできるYouTube広告

YouTube広告では、広告を出稿する側が「キャンペーンの合計」「日別の予算」の2種類から選んで出向することも可能です。「キャンペーンの合計」は、広告を配信する期間に払う全ての予算をあらかじめ決めておく方法です。「日別に予算を設定する」方法では、特定の日に予算を多くしたり少なくしたりすることができます。配信終了日が決まっている場合にはキャンペーンの合計の方が利用しやすいですが、決まっていない場合は高い効果を期待できる日付で多く出稿できるように日別の予算設定をする方がコストを適正化できるでしょう。

地域や言語、関連動画の設定でより効果的に!

YouTube広告においては、広告が表示される地域の設定も可能です。特定の地域だけに広告を出したい場合は、好きな地域を選択できます。地域名のほかに範囲も指定することができ、特定の地域から半径20マイル圏内など、細かい指定ができます。広告を配信するユーザーが使用する言語の選択をすることも可能で、世界各国のおよそ50の言語を選べます。特定のコンテンツを除外して広告ができる機能も利用できます。また関連動画の設定をすることもできます。自分の広告が再生された場合、その関連動画に自分のほかの動画を表示できる便利な機能です。広告の効果をさらに強めることができます。

YouTube広告のやり方について紹介しました。YouTube広告を出すためには動画を制作して、Google広告でキャンペーンを作成する必要があります。キャンペーンではさまざまな設定をすることができます。広告の種類や入札戦略を決めることもできます。地域や言語も細かく設定すれば、